日本福祉大学 大学院


カリキュラム編成の特徴
本課程の教育は、独自の教育研究、社会連携、人材養成の目標を達成するために、様々な特色を持っています。
国際開発協力分野における通信制大学院に必要な配慮というだけではなく、研究者が実務に貢献する以上に、 実務者も理論構築に貢献していくような、参加型学問世界の可能性も試みています。

1)開発経験の総合化と相対化を図る教育

本課程が主な対象とする専門家は、その専門分野、地域、開発協力への関与など、全ての側面において豊富な知識と経験を持っています。 しかしながら、これら経験の多くが個別的であるが故に、見解の相違と自己主張を生み、開発経験の相乗効果を高めるような交流の輪を広げるのを難しくしています。
 
このような問題を解決するために、開発基礎論を中心に構成される「基礎教育科目」を設けています。
この科目分野では、マクロ経済からミクロ社会、現状分析から政策論にわたる開発関連諸分野を総合的に解説し、 開発途上国と開発に関する共通の理解と枠組みを育み、個別の経験と事例を相対化する方法を教育し、恒常的且つ有意義なコミュニケーションを可能にします。

2)実学としての開発領域を体系化した教育内容

実学としての開発学では、マクロの政策期待とミクロの社会的能力を如何なる仕掛けで結ぶかという制度論(中間領域)が重要な位置を占めています。 また、政策科学の1つとして、現実の姿(存在)から在るべき姿(当為)へ、如何なる行為(方法論)で到達するかの実務的課題を抱えた学問分野でもあります。
 
本課程では、この中間領域と方法論を中心に、関連する諸分野を体系化することによって、実学としての開発教育と研究に必要な9つの分野を特定し、それらで構成される「展開科目」を設けています。9つの分野は、以下の図の通りに示されるものです。

3)教育内容と研究目的をリンクした科目編成

本課程で学ぶ社会人は、高度専門職業人として、その研究目的が多様なものとなります。 その多様性に応え、本課程では、6つの研究分野からなる「研究領域」を設けます。 6つの研究分野は、上図の下段と右欄に示されている通りです。
 
各リサーチ分野は、9つの選択教育分野の内、3つの教育領域に深く関連しており、どのリサーチ分野を選ぶかによって、 どの教育分野の科目を履修すべきかの優先順位を付けることができます。本課程では、このような教育分野(インプット)と研究領域(アウトプット)が 直接結びついた科目編成をすることによって、日常的な意志疎通が充分でない通信制においても、 院生が学ぶことの目的を十分理解し、研究に関連する分野の科目を優先的に選択し、修士論文を効果的に作成できるよう配慮しています。

4)研究目的に応じたリサーチ科目(修士論文指導)の編成と論文指導

国際社会開発への取り組みは、社会開発問題を専門的に分析する開発研究、地域づくりのための開発計画、国民参加型協力を担う開発教育等、それぞれが異なる論旨の展開と論文形式を必要とします。従って、院生は以下のリサーチ科目(修士論文指導)に所属し、明確な目的意識とそれに応じた適切な論文指導を受けることになります。 国際社会開発演習 各リサーチテーマ:「ソーシャルビジネスと開発」「制度開発」「開発と文化」「障害と開発」「ミクロ開発」「環境と開発」「住民主体の開発」「福祉開発」「マクロ開発」(2015年度募集停止)「地域マネジメント」


(2015-6-1更新)

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