国際型通信教育による実践的研究者の養成
社会開発研究拠点をネットワークで結ぶグローバル指導システムの構築
(平成17年度 文部科学省
「魅力ある大学院教育」イニシアティブ採択事業)

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(日本福祉大学)

「魅力ある大学院教育」イニシアティブの採択

「魅力ある大学院教育」イニシアティブ取組代表者
国際社会開発研究科長 穂坂 光彦
2005年10月下旬、本研究科の「国際型通信教育による実践的研究者の養成−社会開発研究拠点を ネットワークで結ぶグローバル指導システムの構築」が、文部科学省の新しいプログラム 「魅力ある大学院教育」イニシアティブに採択されました。
 
このプログラムは、大学院教育における若手研究者養成について、 意欲的で独創的な教育プログラムを公募で選んで財政支援を与えるもので、 全国147の大学の中から338件の応募がありました。人文・社会科学系で選ばれた私立大学は、 慶応、早稲田、上智、立教、国際基督教、同志社、立命館、関西学院と本学の9大学でした。
 
 
◆国際社会開発研究科(通信制)の蓄積
 
2002年度に修士課程を設置した本研究科は、ITを駆使したネット上の討論と、 海外5拠点を含むグローバルなスクーリング・フィードワーク指導を特長としています。 これによって、途上国の社会開発現場で活躍中の援助機関ワーカーやNGOスタッフに対し、 現場にいながら、自らの経験を学問的に相対化して、プロとしての論理性を高める 高度遠隔教育の機会を提供してきました。また国内の教育現場で開発教育を目指す 教員・社会活動家たちにも、海外の経験と結ぶ生き生きとした討論の場を与えてきました。 2003年度からは本学COEプログラムに協力研究科として参加し、海外拠点校との連携協力を通じて、 院生も参加する社会開発研究の成果をあげています。これを踏まえて2004年度には博士課程を設置し、 高度専門家養成に加え「実践的専門家を育成できる高度研究者・大学教員の育成」を目標としました。 今回のイニシアティブは、「COEと車の両輪」(宮田学長)をなし、 先進的な取組みによってこの新たな目標の達成を目指すものです。
 
 
◆「魅力ある大学院教育」への戦略
 
世界の貧しい地区や破壊された地域の開発現場に貢献しうる洞察力をもった 「実践的研究者」育成のために、海外研究教育拠点をネットワークで結んで、 通信制大学院としてのIT教育環境を拡充します。具体的には、本学の提携先である 海外の有力大学や地元NGO等と「国際コンソーシアム」を形成し、研究教育情報の交換や 海外の教員・院生の組織的活用による国際的なフィールド教育体制を構築します。 途上国の若手研究者をネット上の博士課程に受け入れ、グローバルに切磋琢磨する研究環境を整備し、 拠点校間での相互遠隔指導を行います。さらにネット掲示板に加え、世界各地での巡回面談指導、 集中講義、地域セミナー、インターンシップ、IP電話による研究相談など、 教育メディアを多様化して、国際社会開発分野の専門職業人に大学院教育へのアクセスを保障し、 研究者・教育者キャリアへの展望を明示するものです。2005年度中にこのようなグローバルな 教育環境の制度的基礎を整備し、2006年度に全面的な実施に入ります。

(2005-11-10更新)